※後期型86、GTグレードです
※当記事に記述のある内容、手順で生じた不具合、故障などについては、執筆者は一切の責任を負いません。 必ず商品説明書を熟読いただき、自己責任にて作業をお願いします。
取り付けたモノ
BLITZ ストラットタワーバー (品番:96100)
BLITZ(ブリッツ) ストラットタワーバー 86・BRZ ZN6/ZC6 フロント 96100 1.2万円ぐらい
適合型式: ZN6(86), ZC6(BRZ)
BLITZ ストラットタワーバー (品番:90101)
BLITZ(ブリッツ) ストラットタワーバー 86・BRZ ZN6/ZC6・WRX STI/S4 VA# リア 96101 こちらも1.2万円ぐらい。
適合型式: ZN6(86), ZC6(BRZ), VAB(WRX STI)
作業に必要だったもの
トルクレンチ
- ストラットタワーバーのねじを締め付けるトルクが57N/mです。
- 加えて、純正足回りの場合、前23Nm、後ろ30Nmで締め付ける必要があります。
- この3つがカバーできるトルクレンチが必要です。
私はトルクレンチを持っていなかったので、詳しい下調べをせずに40Nm~200Nmのトルクレンチをポチりましたが、下側が全然足りませんでした。
エマーソン トルクレンチセット EM-29 3000円ぐらいで、評価もそこそこ良かったものを選びました。
偶然手伝ってくれる友人が60Nmまでカバーできる電子トルクレンチを持っていたので、アッパーマウント部分だけそちらを使いました。
レンチ
- ラチェットレンチが圧倒的に便利
- 私は首根っこが折れ曲がるSK11のラチェットレンチを買いました。
- ボルト径は12mm(アッパーマウント)と14mm(ストラットタワーバーのねじ)を使います。
- ソケットは長いものも用意しておくと良いと思います。
短いソケットだと、アッパーマウントの金具にラチェットレンチの頭が干渉して締められないナットがありました。
逆にリア側は、長いソケットだと内装に干渉してしまいます…
六角レンチ
- 8mmの六角レンチが必要です
- 六角ソケットレンチを使うか、普通の六角レンチに鉄パイプなどを繋げると作業しやすいでしょう。
- 100均などに売っている柄の短い六角レンチではおそらく無理です。
57N/mの締め付けに抗うために、同じく57N/mの力を加えなければならないので、柄の長いものをお勧めします。
作業を手伝ってくれる人
- 友達と二人で作業しました。とても助かりました。
- ストラットタワーバーのねじを締め付けるのに、ねじが締め付け方向へ回らないように六角で抑えてくれる人が必要です
- ナットの受け渡しは必ず車から離れた場所で。エンジンルームに落とさないようにしてください。
- 手伝い工賃は、また晩御飯行こね。
作業手順
フロント、リアともストラットタワーバーに説明書が付いてきます。説明書は分かりやすいので、従って作業すると良いと思います。
組み立て
箱から出し、マウント部とバーを結合させます。ここで気を付けることは、「BLITZ」の文字の向きと、それに対して結合部のボルトの向きです。
まずBLITZのロゴは、フロントに立った時に正立して見える向きに取りつけます。ボルトの向きについては、特に説明書には明記されていなかったのでどちらでも大丈夫なのだろうと思いますが、見栄え的にはフロント側にボルトの頭が来るように差し込むと良いと思います。
リアのマウントは、にわかには信じられませんでしたが、左右の区別はありませんでした。
(リアのみ)スペアタイヤスペースについて
私はスペアタイヤを積んでおらず、その代わりに収納用のウレタンの部品が載っていますが、リアのストラットタワーバーと干渉してしまいます。
切れ味の良いカッターなどでウレタンを加工する必要があります。
また、スペアタイヤの左右についている、応急用の工具を格納しているウレタンは、プラスチックのピンでボディに固定されています。これがなかなか外れにくいのですが、ウレタンを手で持ち、親指でピンの頭を押さえて、フンッ!!!と引っ張れば外れます。ぐりぐり外そうとしてもびくともせず、勢いが大事でした。
また、初見だとリアのマウントがどこか分かりませんでした。内装が若干干渉しましたが、外し方も分からなかったので、外さずに作業をしました。
アッパーマウントのボルト外し
12mmのソケットです。ボルトやソケットなど、エンジンルームに落とさないようにだけ、注意してください。
私はなんと、作業途中にナットを落としました。 86にはアンダーパネルがあるので、最悪アンダーパネルを外す必要が出てきます。 今回は運よく、右タイヤの隙間から落ちたナットを目視できたので、棒とガムテープを使って救出できましたが、それでも悲惨でした…汗
取り付けてアッパーマウントのボルト締め付け
ぶつけてボディーに傷をつけないように、ここも二人で作業すると良いでしょう。ボルトをもとに戻し、締め付けていきます。
取扱説明書に従って、規定トルクで締め付けをします。
マウントとバー結合部分の締め付け
14mmのソケットと、6角レンチを使って、規定トルクで締め付けをします。
完成
そんなに変わるのかと半信半疑での取り付け、最悪エンジンルームのドレスアップでいいか、と思い取り付けましたが…
全然違う
前後共にがっちりつけると、車がよじれる感じが一切なくなり、「箱」な感じがとても強くなりました。
特に段差を乗り越えるタイミングで感じていた変な動きがなくなりました。
あと地味に効果が体験できたのが、峠などによくあるゼブラ状の凸凹道でした。
これは言葉では上手く伝えられないし、嘘くさく感じられるかもしれません…。ストラットタワーバーを付けた人しか分からない感覚だと思います。
工具入れて3万ちょっと、作業も車いじり入門として良いと思いますのでぜひ!